医者には勤務医と開業医があります

勤務医と開業医の違い

勤務医とはどのような人達だろうか

医者の中で、最も数が多いのは、大学病院や公立病院で働く医者で す。これが勤務医の代表です。勤務医は、サラリーマンと同様に医療 施設に勤務して給料をもらっています。

勤務医は、組織の一員として働くために、年功序列や人間関係への 気配りなどがあり、この点ではサラリーマンと同じような気苦労があり ます。ただし、給料は同年代のサラリーマンよりもかなり高いです。

大学病院で働く勤務医は、診療業務と学術機関としての研究や教育機 能の両方を兼ねているために、医師としての本来の業務以外にやる べきことが多く、極めて多忙です。

開業医はどのような人達だろうか

それに対して、開業医とは自ら医療機関を経営している人達です。 したがって、医者としての側面と、経営者としての側面の両方を持つ ことが要求されます。

具体的にいうと、資金繰りや経理業務、金融機関との融資交渉、税金 対策、人材の採用から育成など、様々な仕事をこなさなければなりま せん。いくら医者として優秀でも、経営能力がなければ、開業医として は成功しないのです。

それゆえ、勤務医の年収は一定の幅の中に収まっているのに対して、 開業医には経営格差があり、ものすごい高収入を上げている人から、 それほどまでではない人まで、個人の能力によって違いがあります。