MRって知っている?医者と結婚するにはMRになるとよいというのは本当?女性のMRは多いの?どうすればMRになれるの?MRになれば医者と結婚できる可能性は本当にあるの?今回は、これらの疑問にお答えします。
医者との結婚にMRになるのはあり?女性MRは多い?
MRとはどんな仕事
医者と結婚したいと思っている女性は、MRという仕事をご存知でしょうか?まず、そこからご説明したいと思います。MRとは、Medical Representativesの略です。Medical は「医療の、医学の」、Representatives は「代表者」という意味です。
それゆえ、MRを直訳すると「医療の代表者」となります。実際には「製薬メーカーを代表して、自社の製品及び関連情報を伝える人」という意味で使われています。日本語では、医療情報担当者と呼ばれることが多いです。
MRは、製薬メーカーに所属している人が大半ですが、最近では人材派遣会社から製薬メーカーに派遣されている人もいます。MRは、転職市場も活発なようです。
医療の高度化に伴い、医薬品の専門性も高まっているため、医療関係者と面談して、正しい医薬品の知識を伝えると共に、医薬品の効果や副作用などに関して情報収集して、製薬メーカーの開発担当者にフィードバックする役割も担っています。
MRは常に医者と会っている
まあ、難しいことはさておき、MRは医者と会って話す仕事です。医者と結婚したい女性は、医者と出会うために、婚活パーティーに出かけたり、結婚相談所に申し込んだり、必死になって活動しています。
それなのに、「MRは医者と会うのが仕事なんて、羨ましい!」「MRならば、医者と結婚できるんじゃないの?」と考えるのは当然の反応です。そこで、今回の記事では、MRになれば、本当に医者と結婚できるのかどうかについて、考えてみたいと思います。
最近は、女性MRがドラマに登場することもあって、少し知名度が高まっているかもしれません。例えば、「私の家政婦ナギサさん」では、多部未華子さん演じる主人公のメイが製薬会社のMRという設定でした。ちょっと服装がチャラチャラしていて違和感がありましたが?
また、「DOCTORS~最強の名医~」でも、滝沢沙織さんが女性MR役を演じていました。こちらは黒のスーツで、いかにもキャリアウーマンという出で立ちであり、MRらしかったという印象です。
これらのドラマを見ていても、MRは、医者とは親しい関係にあることがわかります。実際に、多部未華子さんは、担当を離れた医者からアプローチされていましたしね。
女性のMRは多い?どうすればMRになれるの?
まず、女性MRは多いのかどうかを検証してみます。少し古いデータしかないのですが、2007年に発表された、日本製薬工業協会が会員企業に対し実施した「女性MRに関する現状調査報告」では、女性MRの数は、5,432人でMR全体の11%でした。
また、2018年のMR白書によると、女性MRは、11,525名で全体の14%でした。調査主体と母数が異なるので一概には言えませんが、女性MRが増加している傾向は読み取ることができると思います。
それから年月が経過しているので、女性MRの数はさらに増加していると思います。それでも、絶対数は決して多くはありません。僕がコンサルタントをしていた頃の実感としても、女性MRは少ないという印象でした。
それでは、MRにはどうすればなれるのでしょうか?先にも述べたように、製薬メーカーに就職するのが第一歩です。派遣のMRも、最初は製薬メーカーでMRをしていた人が大半ですから。製薬メーカーの中で、MRの仕事を目指します。
そして、MRになるためには、公益財団法人 MR認定センターが主催している「MR認定試験」を受験し、合格することが必要です。これに合格しなくても、仕事ができないわけではありませんが、実際にはMRの95%以上が取得しており、必須の資格といってよいと思います。
製薬メーカーは給与水準も高く、就職先として人気があるので、就職するのが大変です。そして、「MR認定試験」も簡単ではありません。さらに、実際にMRとして仕事を始めた後も、常に新しい医療知識を勉強し続けることが必要です。
MRには大学の文科系の学部を卒業した人もいますが、僕がコンサルタントをしていたときには、薬剤師の資格を持っている人もいて、それくらいのレベルだったという印象です。
このように、MRになるのも、仕事をするのも、かなり大変です。いざ、女性がMRになったとして、医者との結婚はありなのでしょうか?
MRが医者と結婚できる可能性はある?
それでは、いよいよ本題の、女性MRが医者と結婚できる可能性はあるのかどうか考えてみましょう。結論から言うと、可能性がないわけではないけれど、その確率は限りなく低いというのが実態です。その理由をご説明します。
面談するのは年配の医者がほとんど
MRは自社の医薬品情報を伝えて、その医薬品を病院で採用してもらうことを目指して活動します。したがって、MRが面談するのは、医薬品を採用するか否かの決定権を持っている医者ということになります。
そうなると、やはり病院でも役職が上位の医者となります。そのため、MRが面談するのは、年配の医者がほとんどで、既婚者ばかりとなることが多いです。若くてイケメンの医者と面談する機会は、ほぼありません。
また、製薬会社の方針や取り扱う医薬品にもよりますが、若手の女性MRは、開業医や市中病院の担当となるケースが多いです。開業医は40歳以降の既婚者が多いですから、実際には50~60代の医者と会うことが大半となります。
ごくまれに30代の医者がいても、この人ならと思うような医者は、既に結婚しています。若手の医師は決定権がないし、忙しかったりして、ほぼ会える機会はないのです。
2012年から接待の機会がなくなった
2012年4月から「医療用医薬品製造販売業公正取引協議会」という製薬業界の公正な取引を目的として設立された組織によって、過度な接待は禁止されたのです。具体的には、商談時に使う飲食代の上限は1人あたり5000円、2次会の禁止、娯楽提供(ゴルフ、観劇など)の禁止などが盛り込まれています。
それまでは、MRは医者の接待をするのが仕事のようなところがあって、頻繁に医者を接待していました。しかし、今は、ほぼこのような接待はなくなりました。したがって、MRが医者と私的な場所で会う機会は、ほとんどありません。
勉強会などの機会で懇談会があっても、医者も製薬メーカーも、各々複数の関係者が出席するので、MRが医者と私的な会話をする時間は、ほぼないというのが実態です。
担当以外の医者との合コンはある
ここまで絶望的な話をしてしまいましたが、話はここで終わりではありません。女性MRは、担当病院の医者以外の医者と合コンする機会がものすごく多いのです。忙しい医者は、身近で女性と会える合コン好きな人が多いからです。
MRは、なんやかんや言っても、医者とのつながりがありますから、担当が変わった後で、合コンのお誘いを受けることが結構あります。医者から直接ではなくても、同じ製薬メーカーの同期はもちろん、先輩や後輩、同じエリアの他社のMRからも合コンの声がかかります。
ここで上手く意気投合する医者がいれば、交際につながる可能性があります。しかし、実際には既婚の医者が来ていることが多いので、交際を始める前には、相手が独身かどうかチェックをすることが大切です。不倫はダメですからね。
女性MRから話を聞くと、合コンに来ている医者で、よいと思う相手は、ほとんどが既婚であり、イケメンで独身の医者とは出会ったことがないということです。でも、出会う可能性がゼロとは言い切れないと思います。
女性MRは誰と結婚しているのか
そんなこんなで、実際には女性MRが医者と結婚したという話は、ほとんど聞いたことがありません。僕が想像するには、女性MRは、医者のことを知り過ぎていて、医者のマイナス面を見ているからではないでしょうか?
なにしろ、MRにとって医者はお客様のような立場ですから、上から目線で我がまま放題な態度で接してくる医者も多いからです。特に、仕事で面談している年配の医者は、その傾向が強いようです。女性MRは、その対応に疲れ切っているのです。
また、MRは収入に女性格差はありませんから、女性MRでも普通に働いて経験を積めば、年収が1,000万円くらいになります。だから、敢えてお金のために医者をゲットしたいという気持ちも薄いようです。比較的、気の強いキャリアウーマンが多いですから。
それでは、女性MRは誰と結婚しているのかというと、自社の男性MRとの職場結婚、同じエリアを担当している他社の男性MR、大学時代の友人などが多いです。同じMR同士が、話が合ってよいということのようです。
まとめ
今回は、女性MRは医者と結婚できる可能性はあるかどうかを検証してみました。MRという仕事は、頻繁に病院を訪れて、医者と面談しているので、MRになれば医者と結婚できるチャンスが広がるのではと思っている女性がいるかと思ったからです。
残念ながら、仕事の場で会うのは、年配の医者ばかりで、若手の独身の医師と二人きりで話す機会は、ほぼゼロということです。担当病院以外の男性医師との合コンなどはあるようですが、実際には女性MRと医者の結婚という話はほとんど聞きません。
その理由として、女性MRは、あまり医者との結婚を望んでいないのではないかと思えます。年配で既婚の男性が興味本位で誘い掛けてきたり、お客様の立場である医者が生意気な態度で接してきたり、医者の近くにいるがゆえに、マイナス面のほうが多く見えてしまうのかもしれません。
そんなことで、医者と結婚するためにMRになるという選択肢はないようですが、MRはとても良い仕事で収入も高いので、仕事としてMRを目指すのなら、とてもよい選択だと思います。(当ブログ「医者と結婚したい女性に贈る」の主旨とは少し違ってしまいますが?)
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