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医者との結婚生活

医者と結婚したのに医者を辞めると言われたら?医師は転職はできるの?収入はどうなるの?

せっかく医者と結婚したのに、もし医者を辞めると言われたらどうする?医師は転職はできるのでしょうか?その場合、収入はどうなるのでしょうか?医者と結婚したい女性はリスク管理も考えておく必要があります。

医者と結婚したのに医者を辞めると言われたら?

医師を辞める?

医学部卒業生のほぼ全員が医師になる

そもそも、医学部を卒業して医師にならない人っているのでしょうか?予想通り、そんな人はほとんどいません。医学部卒業生は、ほぼ100%近く、臨床医師研修の進路を選択しています。そして、研修医を終えたら臨床医となります。

ごく少数ですが、臨床医以外の道に進む人がいます。その場合は、ほぼすべての人が医学研究者となります。医学部で学んだ知識をさらに深掘りして、医学の発展に関わりたいと考える人たちです。

ちなみに、臨床医とは、患者と直接接して診察や治療を行う医師のことです。そして、医学研究者のことは、研究医といいます。医者と結婚したいあなたも含めて、一般の人が医者といったときには、臨床医のことをイメージしていると思います。

なぜ医者を辞めるという可能性があるのか?

医者を辞めるというのは、病院勤務の臨床医を辞めるという意味で使われます。その場合の理由を考えてみたいと思います。

身体が疲れ切っていて仕事に耐えられない

当ブログ「医者と結婚したい女性に贈る」でも、何度もご説明していますが、医者の仕事は相当にハードです。朝、病院に出勤したら、何時に帰宅できるかわかりません。入院患者の状態が悪ければ、泊まり込むことさえあります。

たとえ、帰宅したとしても、緊急電話で呼び出されることもあります。休日も、午前中は病院に行って患者の様子を見に行くことが多く、午後の休みにも緊急で呼び出されることもあります。つまり、ほとんど完全な休みなしで働いているのが現状です。

働き方改革で改善の兆しは見えますが、丸一日休みを取れたとしても、若手医師は給与もそれほど高くないので、その日はアルバイトで仕事をすることも多いのです。そんなこんなで、身体が疲れ切っていて、仕事に耐えられないから、医師を辞めたいと考える人がいても不思議ではありません。

精神的なストレスに耐えられない

医師は患者の命に関わる仕事をしています。しかし、医療は完全に患者を救えるわけではありません。適切な処置をしても、命を落とす患者もいるのです。もし、もう少しああしていれば、こうしていればと考え始めると際限がありません。

医師はほぼ24時間、担当患者のことを考え、思い悩むことも多いのです。普通の人の何倍も、いや何十倍もストレスが溜まる仕事といえます。このようなストレスが積み重なってくると、そのストレスに耐えきれずに、医師を辞めたいと思うこともあるでしょう。

患者とのトラブルに耐えられない

適切な治療をしたにもかかわらず、患者を助けられなかった場合に、遺族から責められることがあります。もし少しでも医師の側にミスがあったと思えば、医療訴訟を起こされます。医療訴訟は年々増えています。

この問題は微妙で、ミスがあったのかなかったのか証明することはかなり難しいです。したがって、医療裁判を抱えるだけでも、かなりの労力が必要ですし、万が一、負けでもしたら慰謝料を請求されます。そのための保険料も高額です。

このような患者とのトラブルに耐えられずに、医師を続けたくないと思う気持ちが生じることは、理解できます。

結婚後に医者を辞めると言われたら?

非常に多大な努力をして医者と結婚したのに、結婚後に医師を辞めると言われたら、あなたはどうしますか?これは大変なことですね。医者だから結婚したのに、医者を辞めるなら離婚すると言えるほど、単純な問題ではないと思います。

できれば、医者を続けて欲しいけれど、夫の決心が固い場合もあるでしょう。ここから先は、結婚後に医者を辞めると言われた場合の解決策について考えてみます。

医師は転職はできるの?収入はどうなるの?

医者

医者を辞めた場合、医師は転職できるのでしょうか?そのときの収入はどうなるのでしょうか?少しだけ心配ですね。

医師のまま職場を変える

先にご説明した、医者を辞めたい理由は、いずれも大病院の臨床医として働いている場合に生じます。したがって、医師の身分のまま、大病院以外の医療施設に職場を変える転職をすれば、辞めたい理由はなくなり、生じていた問題も解決します。

介護老人保健施設の医師

略して「老健」と呼ばれる、介護老人保健施設では、法律で入所定員100人あたり常勤医師を1名配置することが義務付けられています。老健は、高齢者が一時的に入所して、リハビリや医療ケアを受けることにより、社会復帰を目指す施設です。

老健ならば、医師としての身分のまま、常勤医として働くことができます。1対1で患者と接する機会も多く、ある程度のやりがいもあります。病院勤務よりは、給料は低くなると思いますが、時間的なゆとりが生じて、精神的に余裕を持って働くことができるようになります。

実際には、老健で働く医師は、大病院を定年退職した医師が多いです。セカンドキャリアの受け皿となっています。

健診医

健診医とは、主に健康診断などを行う際に雇用される医師のことです。病院勤務のように、長時間拘束されたまま仕事を続けたり、当直などもないために、医師としての仕事はかなり軽減されます。

ただし、勤務形態はスポット勤務となるために、病院で働いていたときよりも、収入面はかなり減少する可能性が高いです。実際には、結婚して、医師の仕事と、家事や育児とを両立したいと考える女性医師などが、健診医になるケースが多いです。

研究医

研究医は、先にご説明した通り、大学病院や、研究機関などで、特定の分野を専門的に研究したり、開発にあったりする仕事です。臨床医のように、直接、患者を治療する仕事はしないけれど、病気を治す方法を研究するという点で、医師としてもやりがいがあります。

医師資格を取得するまでの過程で得た知識やスキル、臨床医として治療に当たった経験が生かせるので、病院勤務の医師としてのキャリアがむだになりません。リアタイアの感覚ではなく、積極的にキャリアチェンジする医師もいます。

公衆衛生医

公衆衛生医とは、保健所などの地域保健分野で働く医師のことです。法律により、都道府県や政令指定都市などの主要都市では、保健所の設置が義務付けられています。そして保健所の所長となるのは、原則医師免許がある者とされています。

その地域で暮らす人々に対して、母子保健や精神保健、生活習慣病やがん、食品や環境などについて、医療的に課題解決に向けた取り組みをするのが主な仕事です。コロナ対策のときは、病院と同様に多忙を極めましたが、普段は比較的、落ち着いた仕事です。

医療施設を離れた職場で医師の資格を生かす

医療施設を離れるが、医師の資格は生かせる転職を考えてみます。

産業医

産業医は、民間企業に従事して、その企業の社員やその家族などに対して、専門的な立場から指導や助言を行う仕事です。産業医は、法律により、常時50人以上の従業者を使用する事業所に配置することが義務付けられています。

産業医は医師ではありますが、身分は民間企業の社員となり、業務形態は普通の会社員と同じ扱いとなる場合が多いです。普通のサラリーマンのように、勤務時間の区切りが明確で、休日にはきちんと休めるというメリットがあります。

ただし、病院勤務の医師に比べて、収入は大幅にダウンします。

社医

社医は、保険会社に勤務する医師のことです。保険に加入する際に、加入希望者の健康状態などを診る「診査」、申込者の健康状態を査定する「引受審査」、支払いの際の保険料の調査を行う「支払審査」などが主な仕事です。

医療行為はほとんどなくて、事務的な仕事が中心なので、ハードな勤務になることはほぼありません。ワークライフバランスを取りたい人に適しています。収入は病院勤務よりも大幅にダウンします。

メディカルドクター

メディカルドクターは、製薬会社に勤務する医師のことです。主な仕事は、新薬の開発に携わったり、市販後の安全性のチェックをしたり、MR(医薬情報提供者)に専門的な指導をしたりすることです。

メディカルドクターは、製薬会社の社員としての扱いであり、開発職に属します。勤務時間の区切りが明確であり、給与水準も高いことから、人気職種となっています。外資系の企業とのやり取りが多いので、語学力が必要です。

医系技官

医系技官は、厚生労働省の国家公務員となります。医療系のドラマなどに登場することもあるので、ご存知の方もいるかと思います。医師としての経験を生かして、保健医療制度の作成や改善に取り組むことが主な仕事です。

年収は病院勤務より下がりますが、国家公務員という安定した身分で働けます。また、医療現場を根本から変えるような仕事も行うことができるので、非常にやりがいのある仕事です。国内のみに留まらず、海外で仕事ができる可能性もあります。

まとめ

今回は、多大な努力をして、せっかく医者と結婚したのに、もし医師の夫が医者を辞めたいと言ったらどうするかについてご説明しました。一般的に医者が辞めたいという理由を3つ取り上げてみました。

これ以外にも、外科医の夫が交通事故にあって、手術ができなくなり、介護老人保健施設の医師に転職したなど、思わぬ理由で転職を余儀なくされたケースも聞いたことがあります。医者と結婚に成功しても、いつ何があるかは分かりません。

医者と結婚したい女性は、結婚後のリスク管理も考えておく必要があります。しかし、実際にはあまり過度に心配する必要はありません。開業を別にして、自ら病院勤務を辞める医師はごく少数だからです。

そして、もし病院勤務の医師を辞めたとしても、今回の記事でご説明したように、一般の会社員などと比べて、医師は人数も少ないため、はるかに転職に有利だからです。たとえ収入はダウンしたとしても、仕事に就けないという心配は、ほぼありません。

医者と結婚した後は、ご主人に何が起きても支えてあげてください。どんなときでも、あなたの支えがあれば、きっと幸せになれるはずです。

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