医者と結婚するのはやめとけと言う人がいます。その人たちが主張する理由は何でしょうか？確かに、医者との結婚はやめたほうがよい女性もいます。今回は、医者との結婚に向いている女性と向かない女性についてご説明します。
医者と結婚やめとけと言う人が主張する理由は？
あなたの周囲にも、「医者との結婚やめとけ」という人がいるかもしれません。ネットなどを見ていても、たまにそんなタイトルが目に入ることがありますね。それでは、医者との結婚をやめとけと言う人が主張している理由は、何なのでしょうか？
医者は必ずしも高収入ではない
医者は高収入のイメージがあります。確かに一般のサラリーマンと比べると、高収入であることは確かです。しかし、高収入になるまでには、時間を要することを知っておく必要があります。病院勤務の若手医師は、月収の手取りは50万円程度という人が多いです。
決して低い収入ではないのですが、一年中ほぼ休みなしで長時間勤務を続けている割には、時間給換算すると、かなり割損な収入という印象を受けます。若手医師の間は、世間が思っているような高収入は得られていないのです。
しかし、それにもかかわらず、医者は出費が多いのです。食事会などがあると高級店に行き、医師がスタッフの全員分を支払うのは当たり前となっています。後輩と一緒に行ってもご馳走する習わしです。
それ以外にも、学術専門書を購入したり、医者ならではの高額な出費があります。若手医師は出費が多いため、給与だけだと赤字になって、アルバイトで辻褄を合わせているという人が多いのです。
仕事が忙しくてワンオペ育児になる
病院勤務の若手医師は、普段の仕事だけでも、朝出掛けると、患者の状態次第で、家に帰るのが夜中ということも多いです。自宅に居ても、休みの日でも、緊急の電話で呼び出されることもあります。それに、学会の準備などの仕事も加わります。
また、先に述べたように、休みの日も、他の病院や老人ホーム、先輩医師の関連病院などでアルバイトをしています。自宅で食事を取るのは月のうち、わずか数日程度という医師も珍しくありません。
自宅に居るときは疲れ切って、ひたすら寝ているだけという状態なのです。若手医師の妻は、夫婦一緒に会話して過ごす時間も、親子一緒で楽しむ時間も、ほとんど取ることができません。完全にワンオペ育児となります。
病院勤務だと転勤が多い
これは知る人ぞ知る、医者あるあるなのですが、病院勤務の医師は転勤が多いです。病院勤務の医師は医局に属しています。医局は、大学医学部の診療科ごとに、教授を筆頭に、准教授、講師、助教、医局員、大学院生という、医師がピラミッド型に構成されている組織です。
医局には、人事異動があり、転勤の辞令が出ると、断ることはできません。医師の「転勤」とは、一般的には大学病院や関連病院への人事異動のことを意味します。転勤は、へき地や地方病院に行くこともあり、生活環境がガラリと変わることもあります。
若手医師は30代半ばくらいまでは、転勤が多く、本人の希望は通りにくいので、不安定な生活が続きます。転勤の頻度は、数年に１回が一般的ですが、半年や1年で転勤させられることもあります。子育て中の妻にとっては、頭の痛い問題です。
プライドが高くて扱いにくい
医者は裕福な家庭で育った坊ちゃんが多く、はっきり言って我がままな人が多いです。小さい頃から、勉強だけしていればよく、家の手伝いやコンビニなどでのアルバイトの経験もないので、社会性がなく世間知らずな面があります。
周囲からは医者というだけでチヤホヤされるので、若いのに偉いと勘違いしてしまい、プライドが高くて扱いにくいと言われるのです。子供の頃、何でも母親がやってくれる生活に慣れているため、妻にも何でもやってもらおうとします。
結婚しても、プライドを傷つけるようなささいなことでも怒ることがあり、我がままに付き合うのは、いちいち面倒だから結婚をやめておけという人がいるのです。
浮気がしやすく常に疑心暗鬼になる
浮気問題も、医者に関してよく言われることです。医者は、医者であるというだけでよくもてるのは本当です。特に、仕事をしている姿は魅力的に映るので、看護師などから慕われることも多いです。
また、一般のサラリーマンなどに比べて、病院に寝泊まりすることも多く、仕事と言えば、いつでも好きなときに家を離れられることから、浮気をしようと思えば、自由度が高いことも、医者は浮気が多いと言われる理由です。
本当に浮気をしているかどうかは別にして、疑いだせばきりがないような状況にあります。それゆえ、夫の浮気が心配で疑心暗鬼になっている妻がいることも確かです。医者の浮気疑惑は、医者との結婚をやめておけという主張の大きな理由になっています。
親戚付き合いなどで苦労する
これは、特に親も祖父も代々医師という、いわゆる医師家系に多いのですが、「医師でなければ人間にあらず」と考える、偏った人たちがいます。当然のことながら、親戚も医師ばかりという家系です。
こういう医師家系の医師と結婚したら、親戚付き合いなどで苦労することは目に見えています。妻も医者の娘ならば問題ないのですが、親や親族に医師がまったくいない家庭の娘だったら、常に差別を感じながら接しなければならなくなります。
結婚そのものに反対で、無理して結婚したものの、その後、夫の実家とは、実質的に絶好状態が続いているという話もあります。ここまで極端ではなくても、親戚付き合いで苦労するから、医者との結婚はやめておけという主張があることは確かです。
医者との結婚に向いている女性と向かない女性
ここまでご覧になって、医者との結婚はやめたほうがよいかな、と思った女性は、医者との結婚に向いていないかもしれません。そこで、医者との結婚に向いている女性と向かない女性について考えてみたいと思います。
医者との結婚をお金だけで考えているか否か
医者との結婚をお金だけで考えている女性は、医者との結婚に向いていないと思います。先程からのご説明で、ことさら「若手医師」という言葉を使っていたのに、お気づきになったかと思います。若手医師の間は、それほど裕福な生活は望めません。
しかし、中堅医師となれば、年収で1,500万円を超え、開業医ともなれば、年収3,000万円程度も普通となります。将来は裕福な生活が待っているのです。それにもかかわらず、若い頃に思ったほど高収入でないことに文句を言う女性は、不満が多過ぎます。
医者との結婚をお金持ちになるだけのためと考えていた女性は、結婚直後から裕福でないと、我慢できないのでしょう。こんな女性は医者との結婚に向いていません。
若手医師の頃は一緒に我慢して、高収入になっても家計を守り、堅実な生活を送れる女性こそ、医者との結婚に向いている女性だと思います。医者も、お金目当てではない、このような女性を望んでいるのです。
自立して家事や育児ができるか否か
医者には、専業主婦を望む人が多いです。それは、自らが家事や育児をする時間が取れないことを知っているからです。自分は仕事に邁進して、家のことはすべて妻にまかせられる。こんな家庭が医者がイメージする家庭像です。
したがって、家事や育児を一人で切り盛りする自信がない女性は、医者との結婚に向いていません。どんな小さな問題でも夫に頼って、一人で決めることができない女性も、医者との結婚は無理だと思います。
家事や育児を一人でバリバリこなして、空いた時間には、自分の好きなことをやって楽しむ、このような自立した女性は、医者との結婚に向いています。その意味では、独身の頃は仕事をしっかりやっていて、結婚後は専業主婦として仕事感覚で家事や育児ができるという人のほうがよいと思います。
コミュニケーション能力があり柔軟性があるか否か
世間では、医者の妻というだけで、周囲から強いプレッシャーを与えられます。ただ医者の妻というだけで、嫉妬されたり、距離を置かれたりすることもあります。また、対抗心の強い女性からは、マウンティングを仕掛けられたりもします。
もちろん、医者の妻だからステイタス高く扱われたり、一目置かれたりもするので、良いことも悪いこともあるということでしょうか？大事なのは、コミュニケーション能力です。難しい環境の中でも、周囲と上手く付き合っていかなければなりません。
ちょっとしたことで傷ついたり、家に閉じこもってしまうような女性は、医者との結婚に向いていません。若手の勤務医のときは、転勤も多いので、急に生活環境が変わることも多いのです。このような環境の変化に柔軟に対応できる女性が医者との結婚に向いています。
また、40代以降で開業医となる医者も多くいますが、開業医は自営業という側面もありますから、医者の妻として、取引先や近所の有力者、そして周辺に住む患者やその家族とも、コミュニケーションを取って、良好な関係を築ける女性でなければならないのです。
夫に対する包容力があるか否か
先に、医者はプライドが高くて我がままだと言いました。もちろん、全員がそうだとは言いませんが、そのような人が多いことは確かです。しかし、プライドが高くて我がままといっても、それほど悪質な人はごくまれです。
つまり、子供がそのまま大人になったような、単純で可愛げがあるという程度の我がままな人が多いのです。自分も我がままに育って、プライドが高くて、ちょっとしたことに目くじらを立てるような女性は、医者との結婚には向いていません。
お互いに我を通そうとして、ささいなことでも対立を繰り返し、決定的な亀裂が生じてしまうからです。夫の我がままに対しては、軽く聞き流して、包容力を持って包み込めるような女性が、医者との結婚に向いています。
夫を信じておおらかに対応できるか否か
包容力は、医師である夫の浮気問題にも通じるところがあります。猜疑心が強く、浮気をしているかいないかわからないのに、ちょっとしたことで騒ぎ立てるような女性は医者との結婚には向いていません。もう少しおおらかに夫に接する必要があります。
決して医者だから浮気をしても構わないと言っているのではありません。浮気をしても多めに見ろとも言うつもりはありません。ただ、言いたいことは、夫を信じて、必要以上に夫を責めたり、騒ぎ立てたりする必要はないということです。
浮気もしていないのに、浮気を疑われて騒ぎ立てられたら逆効果になります。妻が嫌になって、本当に浮気に走るかもしれません。僕の知っている限り、医者はもてますが、本当に浮気をしている医者は、おそらく医者でなくても浮気をするだろうなという人ばかりです。
医者だから浮気者が多いということは決してないと思います。したがって、必要以上に浮気を疑うことはやめるべきです。もし、本当に浮気をしていることが発覚しても、騒ぎ立てるのではなく、冷静に対処しましょう。
その意味では、普段から包容力を持って接し、もし何か問題が起きても、冷静に対処できる女性が、医者との結婚に向いていると思います。
夫の実家や親戚と良好な関係を築けるか否か
先にも述べたように、特に医師家系出身の夫の実家や親戚は、とてもやっかいな存在です。しかし、嫌だから絶好しても構わないというような女性は、医者との結婚には向いていません。そうすることで、夫も不幸にしてしまうからです。
その意味では、素直さのある女性は、医者との結婚に向いています。口うるさい両親には、いちいち逆らわずに、素直に相手の言葉に耳を傾けるようにします。あなたが逆らわなければ、少なくとも問題が大きくなることはないからです。
特に問題になるのは、礼儀作法ですから、できれば独身のうちから、正しい礼儀作法をしっかりと身につけておくようにします。どこに出ても、誰とあっても、後ろ指を指されないような振舞いができるようにしておくことが大切です。
そして、聞き上手に徹しましょう。医師家系の人々は自信過剰で自慢話をする人が多いので、相手の話をよく聞いてあげて、ポイントごとに褒めたり感心したりしてあげれば、だんだんと妻の評価も高まってきます。
夫の実家や親戚と良好な関係を築く気持ちを持ち、上手にコミュニケーションが取れる女性が、医者との結婚に向いている女性です。
まとめ
世の中には、医者と結婚はやめておけと主張する人たちがいます。それゆえ、今回は、医者との結婚はやめておけという人の主張の理由を取り上げてみました。その理由を見ると、全部ではありませんが、医者との結婚はやめておいたほうがよい女性もいることは確かです。
それならと、今度は医者との結婚に向いている女性と、向かない女性について考えてみました。もし、医者との結婚が向いていない女性が、お金やプライドだけのために無理して結婚をしても、不幸になる可能性は高いと思います。
その逆に、医者との結婚に向いている女性が、医者と結婚すれば、幸せになる可能性が高いと思います。事実、僕の知り合いの医者と結婚した奥様方は、本当に幸せそうな方が多いから。
医者と結婚はやめとけという人の主張にも一理ありますが、この記事を読んで、自分は医者との結婚に向いていると思ったら、ぜひ積極的に医者との結婚に向けた婚活に励んでいただきたいと思います。そして、幸せをつかみ取ってください。
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