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医者との結婚生活

医者は離婚率が高いと言われる理由は浮気?医者と結婚後の後悔や不幸になるのを防ぐには

医者は離婚率が高いと言われていますが、その理由は浮気が多いからでしょうか?それ以外にも理由はあるのでしょうか?医者との結婚後に後悔したり、離婚して不幸になるのを防ぐ方法についてご説明します。

医者は離婚率が高いと言われる理由は浮気?

夫婦げんか

日本の離婚率は高いのか?

まず、離婚率とは何かからご説明します。統計上の離婚率とは、人口1000人当たりの離婚件数のことです。離婚率は、厚生労働省が毎年、発表している「人口動態統計」の中の指標の1つとなります。

離婚率を過去に結婚した人に対する離婚した人の割合と思っている人がいますが、これは統計上の離婚率ではありません。また、年間の離婚件数を同年の婚姻件数で割った比率を離婚率として説明している資料などもありますが、これも正しくありません。

例えば、年間の離婚件数の婚姻件数に対する比率が約33%となった場合、離婚率は約33%で、結婚した夫婦の3分の1は離婚するなどとセンセーショナルに報じている記事などです。これは同年の婚姻件数と離婚件数を単純に比較しているだけなので、本来の離婚率とは異なります

厚生労働者が発表した「令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況」によると、2020年の離婚件数は 19 万 3251 組で、前年の 20 万 8496 組より 1 万 5245 組減少し、離婚率は 1.57 で、前年の 1.69 より低下していることがわかります。

日本の離婚率は、果たして高いのでしょうか?総務省統計局が発表している「世界の統計2021」に、世界各国の離婚率が掲載されています。この統計では、日本は2019年の数値が掲載されているので、日本の離婚率は1.7です。

その日本の1.7に対して、同じアジアの韓国は2.2、アメリカ合衆国は2.5、イギリスは1.7、フランスは1.9、ドイツは1.8、オーストラリアは2.0という数値になっています。これを見ると、日本の離婚率は決して高くないことがわかります。

医者の離婚率は高いのか?

それでは本題の医者の離婚率は高いのか?という問題について考えてみます。残念ながら、日本の統計資料からは、医師の離婚率を見つけることはできませんでした。

様々なデータを調べていくうちに、アメリカの薬局専門誌「Pharmacy Times」に2015年2月20日付で「Pharmacists Less Likely to Divorce Than Doctors」(薬剤師は医師よりも離婚しにくい)という記事を見つけました。

この記事の要点をご紹介したいと思います。その記事によると、イギリス医師会雑誌「BMJ(British Medical Journal)」に掲載された研究結果とのことです。2008年から 2013年までの米国の国勢調査データを使って調べたところ、研究集団全体で、これまでに離婚する調整済み確率は、下記の結果になったといいます。

  • 薬剤師:22.9%
  • 医師:24.3%
  • 歯科医:25.2%
  • 弁護士:26.9%
  • 医療関係者:30.9%
  • 看護師:33%
  • 非医療専門家: 35%

「離婚する調整済み確率」ということで、冒頭でご説明した統計上の離婚率とは異なりますが、なかなか面白い結果です。医師は薬剤師に次いで2番目に低い数値であり、弁護士や、看護師、それ以外の医療関係者、非医療専門家よりも低い数値となっています。

あくまでもアメリカにおけるデータであり、日付も少し古いのですが、医師の離婚確率は、意外に低いという結果は、とても興味深いです。冒頭で述べた全体の離婚率は、日本は1.7でアメリカは2.5ですから、日本における医師の離婚確率は、おそらくアメリカよりもさらに低いことが推定されます。

医者は離婚率が高いと言われる理由

実際の日本の医者の離婚率については正式なデータがないので不明ですが、世の中では、医者は離婚率が高いというイメージを持たれています。その理由について考えてみます。確かに、いかにも離婚につながりそうな理由が揃っています。

ヨシキ
僕の周囲の医者を調べても、医者だから特に離婚している人が多いという印象はありません。しかし、僕の周囲の弁護士に聞くと、医者の離婚相談は多いように感じるとのことです。医者はお金持ちなので慰謝料なども高額になるため、強く印象づけられるからかもしれないとも言っていました。

夫婦で一緒の時間を過ごせないから

医者はとにかく多忙です。診療科目や、開業医と勤務医、年齢や経験によって違いはありますが、いずれにしてもすべての医者はとても忙しい職業であることは確かです。

特に、大学病院など入院患者を担当する医師は、ほぼ1年中休みなしで仕事をしているのが実状です。診療が休みの日でも、入院患者の状態を見に行かなければなりませんし、自宅にいても、電話で呼び出されることが頻繁にあります。

そのため、医者の家庭では、夫婦で一緒の時間を過ごせないのが当たり前になっています。会話の時間が少なく、子育てや子供の学校の行事もすべて、妻が一人でやることになります。そのため、孤独やストレスを感じる妻も多いのです。

もちろん、このような生活にやりがいを感じる妻も多いのですが、これが原因で離婚になったという話も伝わってくるのです。医者がどれだけ忙しいかは、下記の記事をご覧ください。

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医者は浮気しやすい環境にいるから

医者は浮気をすることが多いというのも、世の中では定評になっています。その原因は、医者はとにかくもてるからです。そして、医者の職場には、看護師をはじめとして女性職員が数多くいるからです。

また、医師はチーム医療の要であるため、医師を中心にチームで仕事に当たることが多いのです。常に重大な課題をクリアすることが求められるため、必然的にチームメンバーの結束が高まり、親密度を増すのです。

医師はどこに行っても、周囲の女性の憧れの的であり、女性のほうから寄ってくるケースも多いです。さらに、医師は高収入なため、浮気には不可欠な金銭的な余裕も十分にあります。その上、病院に寝泊まりすることが多いです。これらの要因が重なって、医師は浮気することが多いと言われているのです。

医者は金銭的な余裕があるから

先に、弁護士に聞くと、医者からの離婚相談は多いように感じるということをお話ししました。言い換えれば、医者は裕福なので、他の職業の人に比べて、すぐに弁護士に離婚調停を依頼することができるということです。

いざ離婚しようと考えると、慰謝料や子供の養育費など、いろいろお金が必要な事態が待ち受けています。そのため、金銭的な余裕がないと簡単に離婚できないこともまた事実です。弁護士費用を考えただけでも二の足を踏む人もいるでしょう。

医者は金銭的な余裕があるから、ちょっとしたことで、すぐに離婚がしやすいとう側面もあるのです。女性側から見ても、その後の生活の心配がないので離婚に応じやすいのです。

両親や親戚と不仲なことも多いから

もう1つ忘れてはならないのが、夫の両親や親戚との軋轢があることです。特に医師家系と言われる、父親も、そのまた父親も先祖代々が医者という家系で、その傾向が見られます。

親戚にも医者が多いために、両親はもちろん、親戚との付き合いも大変なのです。常に上から目線で話をされたり、何かというと馬鹿にされたりして、次第に耐えきれなくなって離婚というケースも考えられます。

子供の学力が思うように伸びずに、受験の第一関門である、有名な小学校に入学できなかったことで、決定的な亀裂が生じるということも珍しくありません。

医者と結婚後の後悔や不幸になるのを防ぐには

幸せな夫婦

正式なデータがないので、医者の離婚率はわかりませんが、医者の特性を考えると、離婚する夫婦がいても不思議ではありません。そこで、ここからは医者と結婚した女性が、結婚後に後悔したり、離婚したりして、不幸になるのを防ぐ方法について考えてみます。

自立した女性になる

世の中では、仕事をしている女性を自立していると捉えるようですが、専業主婦こそ自立した女性になることが求められます。これは、金銭的に自立という意味ではなく、精神的に自立という意味です。

特に、医者の妻は、家事や育児をまったく夫に頼らずに全部、自分ひとりでやらなければなりません。責任は重大です。何でも夫に頼るという女性では、とても務まりません。寂しいなどの泣き言は論外です。

医者と結婚したいと考える女性は、物事を自分で決められる、精神的に自立した女性になることが絶対に必要です。これが最も重要な要素だと思います。

家事や育児のスキルを高める

いま精神的な自立ということを申し上げましたが、もちろん精神的な自立に加えて、それを支えるスキルも必要です。つまり、家事や育児の能力が高くなければ、家庭を運営していくことはできないからです。

例えば、料理です。医者は仕事時間が長くて不規則な生活を送りがちです。あまりの忙しさに、昼食は菓子パンとジュースのみなどという医師もいます。家庭の食事で栄養バランスを取って、医者である夫の健康をサポートするのは、妻の大事な役割です。

また、イクメンが流行っている中で、医者の妻は、ほぼ一人で育児を担当しなければなりません。医者の子供は医者にすることが求められるので、子供が幼少の頃から、医学部受験を念頭に置いて、手取り足取り、学力を高めるように大切に育てていくことが必要です。

夫のメンタル面の支えとなる

医者の仕事は、患者の命に関わる仕事です。診療科目によって、多少の違いはありますが、それでも一歩間違えば、患者の命を落とす仕事であることに違いはありません。

そして、医学には限界がありますから、一所懸命に治療を尽くしても、助からずに亡くなってしまう患者もいます。個人差はありますが、助けられなかったという悔しさ、何かもっとよい方法があったのではないかという自責の念は、多大なストレスを生じさせます。

よく夫が自分の愚痴を聞いてくれないという不満を言う妻がいますが、医者の妻たるもの、自分の愚痴を聞かせるのではなく、夫の話を聞いてあげて、夫のメンタル面の支えになることこそ重要なのです。暖かい家庭、安らぎを与える家庭をつくってください。

礼儀作法や教養を身につける

医者の親戚関係や交友関係には、同じ職業である医者や、裕福な人々が多いです。そのため、医者の妻にふさわしいレベルの女性が求められます。具体的には、礼儀作法や言葉遣いなどに品格がなければなりません。

また、会話を弾ませるためには、教養が必要です。周囲の人たちが話している内容がわからなくて、受け答えがあいまいだったりしては、仲間はずれにされる可能性があります。新聞や本を読んで、常に新しい情報を学ぶ姿勢が大切です。

医者の妻として、どこにだしても恥ずかしくない、上品で周囲の人とも打ち解けている、こんな妻になるように心掛けてください。

まとめ

今回は、よくご質問される「医者と結婚すると、離婚率が高いの?」というご質問にお答えしてみました。実際のところ、日本では医者の離婚率に関する正式な統計資料はありません。したがって、医者の離婚率は不明です。

僕の周囲の医者を調べてみても、他の職業の人よりもとりわけ医者の離婚率が高いということはありません。ただ、周囲の弁護士に聞くと、医者からの離婚調停の相談は多い印象だという答えが返ってきます。

その理由は、医者は裕福なので、すぐに弁護士に相談することと、医者の離婚は慰謝料などが高額になるため、印象に残りやすいという要因が大きいようです。

正式なデータはないにもかかわらず、世の中では医者の離婚率は高いということがよく言われています。その要因は、いかにも離婚につながりそうな医者の特性があるからだと思います。仕事が超多忙、女性の多い職場、女性の憧れの的、裕福などが、その理由です。

そうはいっても、医者と結婚して幸せを満喫している女性がたくさんいることもまた事実です。医者と結婚して後悔したり、離婚して不幸になったりしないためには、結婚前から準備しておくべきことがあります。

家事や育児の知識やスキルを高めておくこと、礼儀作法や教養などを身につけることです。医者の妻は専業主婦が多いので、何となく夫に頼って生活していくイメージを持っているかもしれません。しかし、専業主婦こそ、自分で何でもできる「自立した女性」にならなければいけないのです。

「自立した女性」になって、献身的に夫のサポートができること、これが医者と結婚して幸せになるために、最も重要なことだと思います。

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